出口脳神経クリニック 院長 でぐち じゅん 出口 潤さん
患者さんご本人と家族が、負担を抱え込んでしまわないように
2022年7月に開院した、出口脳神経クリニック。開院のきっかけを教えてください。
私は元々、外科医として脳卒中の手術を行っていました。しかし手術では命を助けるのに精一杯で、どうしても後遺症が残ります。再発のたびに生活の質は下がるので、きちんと病状を管理しないと介護生活に…。そうなるとご本人もご家族も、みんな負担になってしまう。だから予防が大事ですし、1度なっても再発を防ぐ治療をしたいと思い出口脳神経クリニックを開院しました。手術と同様に得意とする、MRIによる画像診断を中心に診療しています。
出口脳神経クリニックの強みはどういったところですか?
原則、初診でもその日にMRIを撮影できるところです。大病院だと、どうしても検査を待つ期間が長いですよね。でも、脳卒中は待っている間にどんどん悪化し、後遺症も増えてしまいます。だから小さいクリニックにMRIの機械を置き、簡単にすぐ撮れることが大事だと考えています。早めに撮影が必要な患者さんは、大病院からの紹介で来院される方もいらっしゃいます。また、大病院を紹介状なしで受診すると、別途料金がかかります。出口脳神経クリニックなら、紹介状の手続きや別途料金も不要なので、気軽に来院していただきたいですね。
患者さんと接する中で、課題と感じることはありますか?
認知症の悩みを、ご家族で抱え込んでしまっていることが多いです。介護保険のサービスを利用できるのに、どうしたらいいかわからない方もいます。その場合は、必要な支援に繋がるような機関の情報をお伝えすることもあります。ご家族で全部抱えてしまうと大変なので、支援を受けることで、ご家族の日常も維持してほしいですね。また、認知症のような症状でも、実は別の病気が原因の場合もあります。放置すると命に関わることもありますが、きちんと治療すれば認知症の症状も治ります。画像診断などの検査でわかるので、些細なことでも気になったらご相談ください。
どんな患者さんが多いですか?
脳卒中や認知症の方はもちろん、頭痛でお悩みの方が驚くほど多いです。ほとんどが片頭痛などですが、中にはくも膜下出血の前兆という場合もあります。自己判断は怖いので、「たがが頭痛」と思わずに出口脳神経クリニックへ来院してほしいですね。我慢せず治療することで、すっきり治ったら私も嬉しいです。
クレーる読者へのメッセージをお願いします。
脳は再生しないので、脳の病気には後遺症が必発です。病気にならないこと、なってもそれ以上悪くしないことが大事です。脳卒中や認知症をうまくマネジメントして、ご本人やご家族の負担を減らせたらいいな、と考えています。気になる症状や困り事があれば、あまり構えず気軽に出口脳神経クリニックへ来院してくださいね。
詳細
屋号/店舗名 | 出口脳神経クリニック |
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施設名 | 出口脳神経クリニック |
住所 | 奈良市高天町38番地3 近鉄高天ビル 1F 101号室 近鉄奈良駅西側地下改札より直結徒歩1分 西側地下改札より7-S出口出てすぐ |
電話番号 | 0742-25-5200 |
公式HP | 出口脳神経クリニック |
診療時間 |