枚方補聴器センター 代表 わたしば たけし 渡場 丈司さん

渡場さんが補聴器の世界に入ったきっかけを教えてください。

 

父が補聴器メーカー勤務を経て、地元 大阪府枚方市で補聴器専門店を立ち上げた事もあり、私にとって補聴器は幼少期から身近に感じる存在でした。
自ずと補聴器の道に進み、WIDEX株式会社で技術職として経験を積み、31歳の時から有限会社枚方補聴器センターで勤務を始めました。

 

「聴こえは気になるけど生活に支障がないし・・・補聴器って必要かな?」と言う方もいらっしゃいますが?

 

そうですね。ご来店いただく方の中にはそう訴えてる方もいらっしゃいますが「聴こえにくい」を放置する事はとても危険なことです。聴こえにくいという事は様々な問題を引き起こす原因となります。例えば、聴き返し聴き間違いが増えてトラブルの原因になったり、会話に参加しづらくなっておしゃべりが楽しめなくなったりしてしまいます。こうした聴こえのトラブルが増えていくと、悪いスパイラルに入ってしまいだんだん人付き合いが億劫になってしまう方もいらっしゃいます。そのまま聴こえのトラブル放置するのではなく、まず自分自身の現状を知り、必要であれば補聴器で聴こえを補った方が良いのです。補聴器を検討する上での順序としてはまず耳鼻咽喉科に受診し、聴こえにくい原因の診断を受けてください。中には耳垢が詰まっている状態であったり、聴こえにくい事が怖い病気のサインだったりします。受診後、補聴器適用な方に補聴器相談の流れとなります。

 

なるほど。では、いつから補聴器はつければいいですか?

 

聴こえが気になったら早期の受診、装用をお勧めしています。初期段階の方が音を理解する能力、機転も利きます、補聴器は小型な物が増えてきており、取扱の飲み込みも早く順応もスムーズにいくケースが多いです。

 

 

 

 

ピーピー音・雑音が気になって、補聴器をつけるのが億劫な方もいらっしゃるのでは?また、集音器と補聴器の違いがよくわからないです。

 

そのような相談もよく受けます。聴力低下前は自身で色々な音の聞き、選別をしていたので周囲の雑音が気にならない状況でした。それが聴力低下した事により、周囲の音が聴こえなくなり、静かな状態が当たり前になっています。そこに補聴器を装用したことで急に周りの音が聴こえるようになり、聴こえることに戸惑いを感じ、うるさいと訴えられる事が多いです。その為、補聴器の調整はリハビリのような感覚で徐々に音が拾える範囲を広げていく様にさせて頂いております。また、ピーピー音は補聴器から出た音を再度拾ってしまうことで鳴ってしまいます。大半の原因がきちんと装用が出来ていない、出力に対し適切な耳栓が選択できていない、補聴器の形状が耳にフィットしていない等で、こちらは適切な耳栓、調整、再形成を行う事で解決できる事がほとんどです。補聴器と集音器の違いですが補聴器は医療機器であり、聴力に応じ不足している音を補う物になります。集音器は音を一律に大きくするため個々の症状に合わせた調整が困難となります。また、最近では通販で補聴器を見かける事もありますが、本来は個々の感覚に合わせる器機の為に対面販売する事が必須になります。また、定期的なメンテナンスや聴力、聴こえの感覚の変化に対する調整等が必要となります。この様な様々な問題を解決するために補聴器の専門家である認定補聴器技能者がおり、常駐しているのが認定補聴器専門店になります。

 

他によくある質問はありますか?

 

補聴器の形状、電池・充電型、補聴器のランク等色々あります。各々にメリットデメリットがあります。また、聴力や耳の形状によっては選べない物もあり、提案出来る物にかなりの個人差があります。家族、友人に上手くフィット出来、満足度が非常に高くてもご本人にとって良い物とは限りません。当店では様々視点からお勧めできる器械を提案させて頂きます。ただ、全てを押し付ける事はありませんのでご安心ください。色々試して頂き、納得できた物を提案出来る様に努力させて頂いております。

 

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

 

当店では補聴器の相談したら必ず購入しないといけない物ではないです。聴こえの問題も補聴器も簡単な物ではないです。1人で悩まず、何でもご相談ください。皆様の助けになれれば幸いです。

 

詳細

住所 奈良学園前店:奈良市学園北1-14-13
本 店:大阪府枚方市岡東町12-1サンプラザ1号館 306号
電話番号 奈良学園前店:0742-93-5000
本    店:0120-41-3339、072-841-3339
定休日 当面の間、月曜日休み
公式HP https://hirakata-haid.co.jp